遅くにやってきた飽くなき好奇心

昨日、このブログ ↓ でペルシャ語を猛勉強中であると宣言したワタクシ。

猛勉強中であることに嘘はないですが、全然まっすぐ進まないんです、勉強が。

 

なんの予備知識もないままペルシャ語の勉強を始めてすぐ、「へぇ、そうなんだ」と思ったのは、文字を右から左に読み書きすること。

日本語は縦書きなら右から左だけど、横書きでは左から右。当たり前にそうしているけれど、昔の新聞の見出しや看板なんかで、右から左に横書きされているのを見る事がある。きっとどこかのタイミングで西欧文化にかぶれちゃったんだね、程度に思っていた。

調べてみると、日本で左から右の横書きが見られるようになったのは18世紀後半に蘭学を取り入れ始めてから。但し、主流になったのは大戦後なので、西欧文化にかぶれちゃった(っていうか取り込まれちゃった)っていうのはだいたい合っていた。じゃあ、漢字のルーツ中国はどうなっているのかといえば、現代中国語は左から右の横書き、台湾では縦書きと横書きが混在。韓国のハングルの主流も左から右の横書き。

現代で右から左に書く言語はアラビア文字ヘブライ文字、シリア文字。

左から右からの違いはあれど、世界中で横書きが主流なので、日本語が多数派の左から右の横書きを採用したのは腑に落ちた。そしてその上で、しっかり縦書き文化を残している事がなんとなく誇らしかったりする。

新聞や小説といった読み物はもちろんの事、漫画だって縦書きだ。もし吹き出しの中が横書きなら左上から読むことになり、コマも左から始まる。そして本自体が左開きになる。慣れもあると思うが、それってすごい違和感だ。ペルシャ語は右から文化なので、テキストも右開き。なんとなく親近感を覚える要因なのかもしれない。

ともあれ日本語は縦書きを前提に作られているのだ。漢字は別としても、平仮名は縦書きするのが美しい。

 

とまぁ長くなりましたが、「文字を右から左に読む」と知っただけで「平仮名って美しい」に着地するまで脱線し彷徨いました。最初の段階でこれなんで、今やもう、脱線どころか銀河鉄道999なのであります。ゴールが見えない。                                    

         

最近は日本語の奥深くまで興味がフツフツと湧いてきて、自分でも手に負えない。習得したいのはペルシャ語なのに。これって外国語を学ぶ上でのあるあるなんでしょうか。

学生の頃にこれだけの好奇心と探究心があったなら、人生変わっていたかもなぁと思う今日この頃です。