ちょっとした秘密とスリル

私はこのブログを書いている事を周りの誰にも教えていない。

Instagramもリアルな友人とは繋がっていないし、今後も内緒にしておきたい。

一つくらいオープンなアカウントを作ってもいいかな、と思った時期もあったけれど、今はもうそんな事をする気は一切ない。

理由は二つ。まず、私を知る人に、私が普段どんな事を考えて何をしているのかを文章として読まれる事がただ単に恥ずかしい。面と向かって話している事とそう変わらない内容なのに、文章を読まれるとなると途端に恥ずかしくなるのは何故なのだろうか。だろうか、とか言っちゃってるからだろうか?

そしてもう一つ、秘密で何かをしているということ自体を楽しんでいる。これが絶対に隠しておかなければならない秘密だと荷が重すぎるので、こっそりブログやSNSをやっているくらいがちょうどいい。

そんな私に、危機が迫っている。

何かを察しているのか、夫が私の背後に立つ頻度が増えているのだ。私はブログをノートパソコンで書いている。夫の気配を背中に感じた時、慌ててパソコンを閉じてしまいそうになるが、あからさまに怪しい行動を取ってはいけない。あくまでも冷静に、瞬時に別のウィンドウをクリックする事で編集画面を覗かれる事を回避できている。しかし、今まで動いていた指が急に動かなくなるので、どうしても不自然になってしまう。

そして、それを取り繕う為にどうでもいい話を振ってしまうのが悪い癖。隠し事がある人間の典型的な行動だ。

もうバレるのは時間の問題なのか…。

このヒヤヒヤ感、このスリル、おわかりいただけるだろうか。

目の前にいる僕ちん。僕ちんだけは何でも知っている。

果たして、このどうでもいい秘密を守り切る事ができるのか。

スリルを楽しみつつ、夫が変な勘違いをしていない事を願っている。