紫陽花が撮りたいのだ

天気予報通りの梅雨の晴れ間。

今日はやる事が一通り終わったら、紫陽花を撮りに行こうと決めていた。

モタついて始動が夕方になってしまったけど、夕陽を浴びる紫陽花もいいんでないかい?とカメラを持って外へ。

・・・。

はて、どこに行けば咲いてるんだろう…。

ここは知らぬ町。人の家の軒先の紫陽花しか見かけていない。

時刻は18時前。こんな時間から行ける場所は限られている。

そうだ、あそこに行ってみよう!と近くの大きそうな公園に行ってみた。

が。

ない!全然ない!公園は思っていたよりかなり広いのに!!紫陽花の1株や2株、あって当然と信じて疑わない私は、今日は絶対に紫陽花を撮るのだー!!と園内を進む。

進めど進めど紫陽花は咲いていない。徐々に湧いてくる紫陽花がない事に対する苛立ち。いかん、完全に八つ当たりだ。そもそもノープランで家を飛び出した自分が悪い。

 

そんな中、最後の一輪って感じの孤独なバラを発見。                          

        

なんか救われたよ、ありがとう。

一周して最後の最後で紫陽花を1株見つけるもタイムアップ。

変態が出そうな暗さになってきたので撮影を諦め帰路に就く。

ここ数年、この季節になると紫陽花を撮る事が習慣になっていたけれど、そこかしこに紫陽花が咲く町に住んでいたから感覚がおかしくなっていたのかもしれない。紫陽花好きには恵まれた環境だったのだと気付く。

明日の天気は晴れのち雨。午前中に動けたら…どこ行こう…。

 

「欲しいもの」と「大切なもの」の間に

ミニマリストに強い憧れを抱きつつも、最近はミニマリストにはなれないと半ば諦めている私。部屋をスッキリさせたところで、飾り気のない部屋は居心地が悪く落ち着かない。要は好きなものに囲まれて暮らしたいのだ。

引っ越しが多いので物を手放す機会は多い。「必要なもの、欲しいもの、大切なもの」を分けて考えるといいって聞くけれど、私の持ち物の境界線はものすご~く曖昧だ。新しい生活に連れていくモノを厳選する作業は、いつも私を悩ませる。要らないと分かっていても手放せないモノ達。

 

そして今日、引っ越し後に見当たらなくて探していた、「欲しいもの」と「大切なもの」の間にいたコレが見つかった。

  

怪しい店の怪しいおじさんから買った、どこかの土産物と思われる埴輪。

やっぱりいい。まだちゃんと「欲しいもの」と「大切なもの」の間にこやつはいる。

絶対要らないという人が大多数なのは承知している。怪しい店の怪しいおじさんでさえも、この埴輪を持て余し、600円の値札が付いていたのに何故か二体で500円にしてくれたのだから。

これを持ち帰った時には呆れていた夫も、飾ってみたら「悪くないね」と言っていた。そうでしょうとも。私は言葉をストレートに受け取るタチだ。また遠慮無く飾らせてもらおう。

それにしても、どうしてかもう一つの埴輪がまだ見付からない。

おーい!はに丸ー

 

春告ダニよ、また逢う日までさようなら

今日は赤ダニネタ解禁。気付けばこんなに書いていた赤ダニ記事。

私と赤ダニとの闘いは日常化していたので、このブログが「赤ダニ日記」にならぬよう自粛していた。が、本日ついに完結編!

赤ダニについて簡単におさらいすると…

  • 正式名称「カベアナタカラダ二」。「春告ダニ」と呼んでいる素敵な人もいる。
  • 毎年4月頃~7月頃、日当たりのいいコンクリートやブロック塀などに発生する。
  • 主食は花粉。
  • 不快害虫だが健康被害の報告なし。但し、潰すと赤い体液が洗濯物などを汚す。
  • 発見されている赤ダニは全てメス。
  • 梅雨前までが活動期。卵を産んで死んでしまう。

私の声が天に届いたのか、ものすごく早く梅雨入りした近畿地方

梅雨入りしたとされるのは5月29日頃。気温が上がり、5月20日を過ぎたあたりから彼女達(赤ダニ)の様子には徐々に変化があった。

まず、足の踏みどころもない程の数がいたのに激減した。お手製撃退スプレーを1日に何度も作らなければならなかったのが、3日に1本程度で足りるようになった。

そして、梅雨前なのに気温が上がり過ぎたせいか極端に動きがノロくなったのだ。日向ぼっこを楽しんでいる様子もなく、日陰で休んでいる赤ダニが増えた。

もちろんその動きの遅くなった赤ダニにも容赦なくスプレーを噴射した。

噴射したのだけれども。

わけのわからない感情が込み上げてきた。散々駆除しまくっていたくせに、赤ダニの短い命を目の当たりして、なんだか切なくなってしまったのだ。

毎日ベランダ掃除と駆除作業をし、洗濯物も外に干せず、猫にだって日向ぼっこさせてあげられない。迷惑で面倒で、早く居なくなってくれ!と心から願っていたのに。闘いは辛いだけで決して楽しいものではなかったのに。

赤ダニとの闘いが予想よりも一か月も早く終わりを迎える気配と、梅雨入り前の異常な気温の上昇には、生態系の危機まで感じてしまった。更には早い梅雨入りと季節外れの台風の発生で警報が出るほどの大雨まで降った。

私に駆除されなかった生き残りは、無事に産卵できただろうか。大急ぎで産卵したのかもしれない。私は多分このマンションに潜む赤ダニの数パーセントも駆除出来ていないと思う。きっと大丈夫だ。

あれ?居なくなって欲しいのに、私は何を心配しているのだ。

こんな事を心配するなんてどうかしている。

今日のベランダに赤ダニの姿はない。辛い駆除作業の日々とはおさらばだ。心底嬉しい。

それなのにだ。来年の春、赤ダニを見つけたらホッとしてしまいそうな自分がいる。

もうハッキリ言おう。

来年も私に春を告げておくれ、春告ダニよ。

よっしゃ!ベランダ散歩いこか!!



ちょっとした秘密とスリル

私はこのブログを書いている事を周りの誰にも教えていない。

Instagramもリアルな友人とは繋がっていないし、今後も内緒にしておきたい。

一つくらいオープンなアカウントを作ってもいいかな、と思った時期もあったけれど、今はもうそんな事をする気は一切ない。

理由は二つ。まず、私を知る人に、私が普段どんな事を考えて何をしているのかを文章として読まれる事がただ単に恥ずかしい。面と向かって話している事とそう変わらない内容なのに、文章を読まれるとなると途端に恥ずかしくなるのは何故なのだろうか。だろうか、とか言っちゃってるからだろうか?

そしてもう一つ、秘密で何かをしているということ自体を楽しんでいる。これが絶対に隠しておかなければならない秘密だと荷が重すぎるので、こっそりブログやSNSをやっているくらいがちょうどいい。

そんな私に、危機が迫っている。

何かを察しているのか、夫が私の背後に立つ頻度が増えているのだ。私はブログをノートパソコンで書いている。夫の気配を背中に感じた時、慌ててパソコンを閉じてしまいそうになるが、あからさまに怪しい行動を取ってはいけない。あくまでも冷静に、瞬時に別のウィンドウをクリックする事で編集画面を覗かれる事を回避できている。しかし、今まで動いていた指が急に動かなくなるので、どうしても不自然になってしまう。

そして、それを取り繕う為にどうでもいい話を振ってしまうのが悪い癖。隠し事がある人間の典型的な行動だ。

もうバレるのは時間の問題なのか…。

このヒヤヒヤ感、このスリル、おわかりいただけるだろうか。

目の前にいる僕ちん。僕ちんだけは何でも知っている。

果たして、このどうでもいい秘密を守り切る事ができるのか。

スリルを楽しみつつ、夫が変な勘違いをしていない事を願っている。

 

サボり魔と闘うブログ初心者

ブログを始めて2ヶ月。明日から3ヶ月目に突入なので5月を振り返る。

月が替わると総括したくなるのは、まだまだ初心者の証だろうか。完全週休二日制だった4月(→目的達成のために実現可能な目標を立てる - 気分はノマド)と比べてみると、ギリギリではあるけれど似たようなペースで更新している。このくらいが自分の限界なのかも。        

                             

アーカイブをカレンダーで見てみるとサボり魔が囁く曜日が分かる。火曜日だ。火曜日にサボって何とか水曜日に更新するも、木曜日もサボる。普段はアーカイブをカレンダー表示していないので、自分では気付いていない傾向が分かってちょっと楽しい。

5月の「実現可能な目標」はブログをいじりまくる事だった。諸先輩方のブログを拝見していると、コレやってみたい、このデザインかっこいい!と、自分でも色々試したくなる。誰も気付かないであろうレベルで、実はちょこちょこ変化させている。

そして6月。目標はスマホでブログを書けるようになる事に決めた。

は?そんな目標?と思われる方も多いんじゃなかろうか。

今更知ったのだけれど、今どきはブログへのアクセスの大半はスマホが占めているらしい。私はパソコンでブログを書いている。一応プレビュー画面でスマホで読む場合の見栄えは気にしているものの、スマホでブログを読んだ事も書いた事もない。既に着手すること自体が面倒なのだが、スマホでも書ければサボり魔と闘う日が少なくなるかもしれないと淡い期待を抱いている。

月末までには挑戦しているといいな~という、ゆる~い目標である。

 

朝から平和について考えた

今朝は起き抜けから沖縄にJアラートのニュース。気が動転してバッチリ目が覚めた。

ちょっと前には北海道にも発報されていましたね。

以前住んでいた地域ではJアラートのテスト放送が頻繁に行われていて、大音量で流れる警報音にビビッて飛び上がっていた私。

警報音は大きくなければ意味がないのでいいとして。

これがテストじゃなかった時に、一体どうすればいいのかが分からなかった。

防空壕なんてもうないし、地下鉄もない、頑丈そうな建物までは距離がある…なるべく窓の近くから離れて頭を守る事くらいしか出来る事はない。

登校中の小学生がインタビューで「お風呂場に隠れていた」と話しているのを見て、胸が痛んだ。ウクライナでは毎日こんな事が起きていると思うと、色々考えさせられてしまう。

 

平穏な日々を脅かすものはミサイルや戦争だけではない。

最近各地で地震も多いので、備蓄も兼ねてコレ買っちゃいました。         

         

憧れの90本入り大容量ちゅーる。

    

平和を祈る。

卯の花ってどんな花?【住吉大社】

大阪の有名な神社といえばここ、住吉大社

以前勤めていた会社の上司(大阪出身)に『太鼓橋は危険やでぇ~』と聞いてから密かに気になっていた反橋。また大袈裟な…と思っていたけれど、こりゃすごい。

こうやって遠目に見るより、正面から見た方が角度を実感できる。写真はないけど。

お詣りを済ませ、見どころがあり過ぎる広い境内をブラブラと散策。神社情報などは調べるとたくさん出てくるので割愛します。

すると、気になる立て看板が。卯の花苑公開中』

・・・。

頭の中は「おから」でいっぱい。卯の花ってどんな花?「卯」という植物の花が咲いているって事?卯の花が何たるかを知っている方からするとアホみたいな好奇心を抱き、看板に記載されたアバウトな地図を頭に叩き込んで、卯の花苑へ!!

広い境内を何度かはみ出しながらぐるっと一周。だめだ、見当たらない。諦めて帰ろうかと思いつつ境内案内図を確認すると、未踏のエリアを発見。改めて「広っっっ!」デカい独り言、発しました。そもそもこの案内図を先に見ておけば良かったのだ。案内図にも卯の花苑の情報はないけれど、とりあえず地図の右上を目指して行ってみると…

あったー!ありました!!卯の花苑。

こじんまりした丘のような場所。ちょっと地味。「卯の花苑」の文字は素敵。

兎が乗った歌碑「すみよしの ゆふしでなびく 松風に うらなみしろく かくるうのはな」

この白い小さな花が卯の花か。なんと可憐な。

   

   

   

   

それにしても随分色んな花が。これって全部卯の花なの?と調べてみると、卯の花苑には25種類の卯の花とその近縁種が植えられているそうだ(観光庁のデータベースによる)。日本に現存するほぼ全品種が集められているという事で、多様な卯の花が一か所で見られる貴重なスポットとなっている。5月31日までの公開なので見頃終盤なのか、もう花が咲いていない株もチラホラあったとは言え、大満足のお花見に。

謎も解けてスッキリ。卯の花ってウツギの花の事だったんだね。

苑の規模が小さかったのも歩き回って疲れた私には好都合だった。諦めなくて良かった~。

 

でも、方向音痴を棚に上げて言わせていただくと、もうちょっと親切な地図が欲しいところ。

私と誰かの備忘として、卯の花苑を印した境内案内図を残します。