墨の匂いはいい匂い

近所を散策していたら、書道教室の貼り紙が目に入った。

「幼児~一般 書道教室 お問い合わせ先・・・」

貼り紙の字が結構好み。特に探していたわけではないけれど、書道教室を選ぶなら先生の字が好みかどうかは大事なポイントだ。

気になってネット検索してみたが、掲載なし。

何の事前情報もないまま直接問い合わせしなくてはいけないパターン。う~ん…ちょっと気になっただけで連絡するのは気が重い。

書道にも流派や会派がある。私は学生時代、会社員時代、つい最近までと、3つの会派の書道教室を渡り歩いてきた。今のように通っていない期間もあるので、ずっと継続している訳ではないのだけれど。

もし最後に通っていた教室と同じ会派なら、まだ段位を引き継げるかもしれない。段位や師範などはそれぞれの団体でのみ通用する民間資格なので、基本的には他団体に引き継げないのだ。

 

また始めるか、やめとくか。

 

とりあえず道具を確認してみた。

一番お気に入りの筆がカッチカチになっとる。。。

あぁ、これこれ。この匂い。

やっぱり墨の匂いは心が落ち着く。

ふと、知人に「私は書道家ですって言っちゃえば書道家なんじゃない?」みたいな事を言われたのを思い出した。目標はそういう事ではないが、実際そうだ。

道教室での毎月の課題提出は、書けない時には苦痛でしかない。

好きこそものの上手なれ。

教室に充満する墨の匂いが嗅ぎたいけど、しばらくは一人で好きに書いてみようか。