「欲しいもの」と「大切なもの」の間に

ミニマリストに強い憧れを抱きつつも、最近はミニマリストにはなれないと半ば諦めている私。部屋をスッキリさせたところで、飾り気のない部屋は居心地が悪く落ち着かない。要は好きなものに囲まれて暮らしたいのだ。

引っ越しが多いので物を手放す機会は多い。「必要なもの、欲しいもの、大切なもの」を分けて考えるといいって聞くけれど、私の持ち物の境界線はものすご~く曖昧だ。新しい生活に連れていくモノを厳選する作業は、いつも私を悩ませる。要らないと分かっていても手放せないモノ達。

 

そして今日、引っ越し後に見当たらなくて探していた、「欲しいもの」と「大切なもの」の間にいたコレが見つかった。

  

怪しい店の怪しいおじさんから買った、どこかの土産物と思われる埴輪。

やっぱりいい。まだちゃんと「欲しいもの」と「大切なもの」の間にこやつはいる。

絶対要らないという人が大多数なのは承知している。怪しい店の怪しいおじさんでさえも、この埴輪を持て余し、600円の値札が付いていたのに何故か二体で500円にしてくれたのだから。

これを持ち帰った時には呆れていた夫も、飾ってみたら「悪くないね」と言っていた。そうでしょうとも。私は言葉をストレートに受け取るタチだ。また遠慮無く飾らせてもらおう。

それにしても、どうしてかもう一つの埴輪がまだ見付からない。

おーい!はに丸ー