映画館でヒアリング

全編ペルシャ語の映画が上映されているとの情報を入手。

アリ・アッバシ監督の新作『聖地には蜘蛛が巣を張る Holy Spider 』

これが、最寄りの映画館では1日1回、朝8時半からの上映のみ。時間、早過ぎないか?そんなに近くもないし…。でも、どうしてもペルシャ語が聞き取れるか確認したい。朝割1,300円で鑑賞出来るのも魅力的。というわけで、重い腰を上げて行って参りました。

※映画の内容には触れません。ご興味のある方は公式サイトをご覧ください ↓

平日朝の映画館は予想以上にガラガラ。公開から二週間が経過している事もあってか、観客は私を含めて5人程。なのに、私以外は全員端っこの席に座ってました。映画ツウは端っこに座るもんなのかな。いい歳して今日が一人映画館デビューだった私は、迷わず真ん中の席を確保して、貸し切り気分でスタンバイ。

           

この映画、序盤から引き込まれます。終始不気味さと緊張感が漂い、緊迫のシーンでは映画館パワーで思いっ切りビクつかせてくれました。隣に人がいなくて本当に良かった。そして、心にはずっしり重いものがのしかかってきます。2時間があっという間に感じる良作でしたが、朝から鑑賞するには重すぎる内容だったかも。

今朝の私は浮かれていました。平日の朝に映画館で映画鑑賞とは貴族だねぇ~なんて。そんな私はもういません。朝活映画のタイトル選びは慎重に。

 

さて、問題のペルシャ語ですが、残念ながらほとんど聞き取れず。かろうじて聞き取れた単語を字幕と見比べて「そういうニュアンスで使えるのね」という場面がいくつかあった程度。でも十分です。つい最近まで全く分からなかったのだから。身近にペルシャ語話者がいないので、映画でヒアリングってなかなか良い方法だと思いました。

イラン映画、探してみよっと。